本研究会主催ワークショップの特徴
①1Dayプログラムで古典文学を探究的に学ぶ
②幅広い立場の参加者が一同に会して学び合い、コミュニケーション力を高める
③文学の研究方法を体験し、情報収集力・思考力を身につける
③古典文学を素材として創作課題に取り組み、創造力・表現力を養う
ワークショップの構成
ワークショップのテーマはさまざまですが、プログラムの構成には共通する枠組みがあります。
①アイスブレイク
簡単なゲームや自己紹介をおこないながら頭と体をほぐし、初対面の参加者のぎこちない雰囲気を和ませる活動。15~20分程度。メンバー間のコミュニケーションがとりやすくなり、グループで活動がスムーズになる。テーマに関連する活動を取り入れて導入とする。
②レクチャーとワーク
小レクチャーを行い、その知識をもとにして個人およびグループで活動して知識や理解の定着をはかる。1回20分程度で、できるだけ新しい研究成果や研究手法をわかりやすく盛り込む。
③創作活動と成果発表
レクチャーとワークの学びをふまえ、参加者が現代の自分にひきつけた創作活動をおこなう。テーマの深い理解をふまえての創作活動とその成果発表は、本ワークショップの肝である。
④まとめとふりかえり
ワークショップのまとめとしてテーマに関する発展的な内容をレクチャーする。最後に、最も印象に残った経験にもとづいてワークショップの学びを今後にどう生かすかを考え、ふりかえりとする。
ワークショップの記録
ワークショップの内容をご紹介します。
第1回ワークショップ
和歌を演じる―『伊勢物語』
開催日 : 2015年3月27日
会場 : 法政大学
伊勢物語の和歌をもとに物語を作り演劇化。
和歌の持つ力、物語の和歌について学ぶ。
開催日 : 2016年8月10日
会場 : 成蹊大学
第3回ワークショップ
歌占巫子養成講座ー和歌解釈の多様性
第4回ワークショップ
今日からあなたも万葉歌人―歌の表記と修辞
開催日 : 2017年9月17日
会場 : 駒澤大学
開催日 : 2018年8月7日
会場 : 法政大学
百人一首を素材に和歌解釈の多様性を学び占いを作成。
万葉集の表記や表現を学び、枕詞と讃歌を創作。
新天皇即位の年にあたり、天皇が継承する三種の神器をテーマとした。草薙剣をめぐる言説の多様性、物語が生まれる仕組みを学び、あらたな「剣の物語」を創作。
→成果④
第5回ワークショップ
剣の謎にイドむ―剣クロニクルの編纂
開催日 : 2019年8月7日
会場 : 法政大学
第6回ワークショップ
妖怪総選挙!―オンラインデータベースの活用
開催日 : 2021年3月21日
会場 : オンライン(Zoom開催)
特別開催「あらまし読み」ワークショップ
開催日 : 2021年2月25日
会場 : オンライン(Zoom開催)
講師 : 牧恵子先生
「あらまし読み」は、はじめて読む本に対しておこなう準備読書の方法。開発者の牧恵子先生を講師にお迎えし、本の表紙や帯から、目次、序章、自分の好きな章へと、ワークシートを記入しながら本を読み、本と人との対話を楽しむワークショップを開催。「あらまし読み」の詳細は公式サイトをご覧ください。